第119歩 東北地方最高峰『燧ケ岳(ひうちがたけ)2356m』登山

第119歩 東北地方最高峰『燧ケ岳(ひうちがたけ)2356m』登山

23日(日)は3週連続で登山に行きました。 今回は東北地方最高峰で福島県の『燧ケ岳(ひうちがだけ)2356m』です。

去年は九州地方7県の最高峰を全て制覇し、今年は国内の各地方の最高峰(7峰)制覇を目標にしてます。

(1)5/11 第114歩 中国地方最高峰『大山(だいせん)1710m』登山参照

(2)6/9  第117歩 関東地方最高峰『日光白根山2578m』登山参照

(3)6/16 第118歩 近畿地方最高峰『八経ヶ岳1915m』登山参照

に次ぐ第4峰目となるのが今回の『燧ケ岳』

 

今回はコーディネーターのM君と営業のH君といっしょに登ります。

練馬の社宅を深夜3時発、行きは私が運転。

行き先は尾瀬御池(おぜみいけ)駐車場

燧ケ岳は尾瀬に隣接する尾瀬を代表する山の一つなんです。

 

関越道を新潟県魚沼市の小出ICで下りた後、ひたすら下道を進みます。

結局3時に出発して尾瀬御池に着いたのは朝7時(^_^;)

高速を下りてからの山道がとにかく長い!

尾瀬はとんでもなく辺鄙(へんぴ)な場所にあるなぁというのがドライバーの実感。

だから国内有数の手つかずの自然が残ってるんですね。

 

今日のコースは燧ケ岳で日帰り可能な唯一のコース

①尾瀬御池(1510m)→②広沢田代→③熊沢田代→④俎嵓(まないたぐら)2346m→⑤柴安嵓(しばやすぐら)2356m→⑥俎嵓→⑦尾瀬御池

距離は4.5km(片道)とさほど長くないですが、急登の続くコースを行きます。

 

さあ、いよいよ駐車場横にある登山口をしゅっぱーつ!

7:30登山口

登り始めから1時間以上小川沿いの急登が続きます。

急な斜面を登り切るといきなり湿原(広沢田代)が広がり、絶景に感動します。

テンションが一気に上がってきた僕らはここで写真を撮り一休み。

 

湿原(広沢田代)から燧ケ岳頂上方面を望む 

写真を見て下さい。

M君とH君の足元・・・

なんと!スニーカーじゃありませんか!!(^O^)

ちょっとちょっとお2人さん

2000m級の山 なめちゃ困りますぜぇ・・・

満面の笑顔もつかの間、彼らにこの後とんでもない悲劇が訪れます・・・

 

木道を登り、再び急登を抜けると・・・

バーン!!

第2の湿原(熊沢田代)からさらに近くなった頂上方面を望む 

 

視界が一気に開け、燧ケ岳山頂付近が眼前に迫ってきました!

その手前にはまたまた湿原(熊沢田代)が現れ、

僕らは「すげーすげー!今日の登山は大当たりだー!」と

景色に感動\(^o^)/

そして再び険しい登山道へ

しばらく登ると僕らの眼前に目を疑いたくなる光景が・・・

バーン!!

スキー場のゲレンデのような距離の雪渓 しかもかなりの急斜面(ToT)

 

マッマジでっーーー!!!なにこれ!?

「社長!この雪やばすぎでしょー!?」H君の悲鳴とも言える叫び声が・・・

写真じゃ伝わらないかもしれませんが、かなりの傾斜&距離なんです。

軽く200~300mはありそうな雪の急斜面!

「これスニーカーで行くんですか!?

しかも素手ですよ!?

俺らストック持ってないですよー(ToT)

マジっすか!?

下手したら死にますよ」

2人ともこれは相当ヤバいとさすがに気付いたみたい(笑)

私もこの時期にこんな雪渓が一般の登山道にあるなんて・・・

ガイドブックとか全然書いてなかったし。

これじゃ本格的な装備がないと厳しいなぁ・・・

装備と経験の不十分な初心者ではこの時期の燧ケ岳は無理だな。

とくにうちの2人みたいな軽装じゃ・・・(笑)

 

それでも僕らは何度も転びながら必死で登り、

どうにか雪渓ゾーンをクリア!\(^o^)/

しばらく登ると・・・

おっ!頂上!?

やったーーー!!!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

やっとの思いで燧ケ岳の山頂『俎嵓(まないたぐら)2346m』に到着

俎嵓の山頂にて

 

ここまで3時間5分(通常3時間10分)なので、初心者にしてはまずまずのペースですね

頂上からの景色は「本当に素晴らしかった!」の一言(*^_^*)

2人からも「めちゃめちゃきれいですねぇー」

「社長が登山にはまるのわかります!」などの声が。

「だろ!?」と私(*^_^*)

俎嵓の山頂から尾瀬沼方面を望む 手前は雪渓、遠方には日光連山 中央最高峰が関東最高峰:日光白根山2578m

 

まだ10:30過ぎですが、この山頂で昼食

登山で疲れた体にはコンビニのおにぎりが格別美味い!(*^_^*)

よし!じゃあ下りるかという頃になって

「あれ?隣の山のが高くない?」

この時初めてリュックからガイドブックを取り出し

「こっちのピーク(山頂)って低い方(2346m)で、あっちが高い方(2356m)じゃない!?」と初めて気づく愚かな私・・・

2人とも聞かなかったことにしよう!という気配がすぐに伝わってきました・・・(笑)

俎嵓から柴安嵓を望む

 

「じゃあ俺はせっかくだからあっちの高い山(柴安嵓)に登ってから下りるわ。2人は先に下りてて」と私。

「了解です!(^^ゞ」と2人(笑)

「あとはアルピニストにお任せします(^^ゞ」と2人

「じゃあ行ってくる!」と私。

 

さあ、気合いを入れ直して燧ケ岳の最高点:柴安嵓へ!

またも行く手に大きな雪渓が(ToT)

燧ケ岳の頂上『俎嵓』から『柴安嵓』へ向かう途中 『柴安嵓』を望む

 

1人なので俄然やる気の私、猛アタック!!

通常30分のところ20分で踏破!\(^o^)/

 

これが東北最高峰:燧ケ岳の本当の山頂(柴安嵓)からの眺め

こちら(柴安嵓)からは尾瀬ヶ原(世間で言ういわゆる尾瀬のこと)が一望できます。尾瀬ヶ原の奥は百名山の一つ『至仏山(しぶつさん)2228m』

 

 

 これは尾瀬ヶ原を望遠で撮影

 

 

 

 

柴安嵓から俎嵓を望む

 

 

やはり頂きからの眺望は最高です!!(*^^)v

頑張ってこっちにも登って大正解!

 

山頂からの絶景は努力して山を登った者だけに与えられるご褒美。

やはり人と違う結果を得るには人と違う努力をしないといけませんね(^O^) 登山は人生そのものであります(^^ゞ

 

さて、山頂からの景色も堪能し、あとは俎嵓まで戻って一気に下るだけ。

あいつらに追いつけるか?と思いながらの下山。

途中またあの雪渓を恐る恐る何度もコケながらようやくクリア。

帰りは天気も少し良くなり、ご覧の絶景が・・・

 

緑、白(雪渓)、青(空)、白(雲)それぞれが本当に鮮やかで

コントラストが素晴らしい(*^_^*)

 

こちらはスイスのアルプスみたいでしょ!?(行ったことありませんが・・・笑)

 

14:10(全行程6時間40分、昼休憩含む)無事下山(汗だく)

駐車場で待ってる2人とも合流し、帰路へ。

 

 

「いやー今日は最高だったね。さすが尾瀬!いやー良かった!」というような会話が車内で弾み、 無事東京へ。

 

 

社宅に車を置いて近所の焼き肉店へ。

ビールで「かんぱーい!!」\(^o^)/

「いやー最高!!」と上機嫌になる私たち(*^^)v

 

 

<最後に>

燧ケ岳は東京から遠いですが、急登あり、湿原あり、木道あり、草花あり、雪渓あり(きつすぎますが)、絶景ありと

登山の楽しみを一度にたくさん味わえるすばらしい山だと思います。

でも初心者にはお勧めしません!子供にも!

しっかりとした装備をして時間に余裕を持ってゆっくり登りましょう!

それさえ守れれば中上級者でも楽しめる大満足の登山だと思います。

 

 

M君、H君

長時間の登山と長距離運転お疲れ様でした!

つき合ってくれてありがとう!

(実は強制的なようなものでしたが・・・笑)

2人とも富士山合格!!

さあ次は富士山に登ろう!!(笑)



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