第121歩 『富士山(3776m)』登山

第121歩 『富士山(3776m)』登山

アップが遅くなってしまいましたが、7/27(土)に『富士山(3776m)』に登りました!

今期の登山目標:『各地方最高峰(7峰)の制覇』の5峰目となる中部地方最高峰として

いよいよ日本の頂『富士山(3776m)』へのチャレンジです。

 

今回は営業のK君と2人での登山

富士山が世界遺産になったこともあり、駐車場の大混雑を避けるため

K君は練馬の社宅を深夜1時に出発。

2時に私と合流し、往きは私の運転で富士山の富士宮登山口へGO!

登山の準備やらなんやらで結局1時間弱の睡眠となってしまいました(>_<)

山麓の水ヶ塚駐車場からはマイカー規制のためシャトルバスに乗り換え。

朝食と準備を済ませ、バスに乗り5合目に向かいます。

 

こちらが5合目から富士山山頂方面の景色

 

5合目といってもさすが富士山、すでに標高2400m

ご覧の通り、スタート地点からすでに森林限界。ひざ下ぐらいの植物しか生えてません。

 

 

7:45いざ、しゅっぱーつ\(^o^)/

6合目(2500m)までは登山道も広く、あっという間。

新7合目(2780m)まで一気に登ります。

次は元祖7合目

新7合目から40分登って元祖7合目に到着!

ここはすでに標高3010m!!

7合目で3000m超えというのはさすがっ!日本一の山!!

今にも破裂しそうなポテチを持ちながらカメラ目線のK君(^^)

 

見てください、このポテチ!

破裂しそうなくらいパンパンです(笑)

このポテチを見て改めて酸素濃度が薄くなってるのを感じました。

高山病にかからないようやや長めの休憩(25分)をとり、8合目へ。

8合目まで来ると標高は3250mに達し、もはやこの高さは富士山以外に日本にはありません!

 

すでに眼下には雲海が!

真下や真横など、いろんなところにいろんな形の雲が見えます。

あまりに近くて白くてきれいな綿菓子みたいな雲に手が届きそうな気がします(*^_^*)

 

写真を撮りつつ景色を楽しみながらここでも長めの休憩(20分)。

8合目から山頂を望む

 

そろそろ山頂も見えてきて、さあ、あと少し!9合目目指して頑張ろう!

と思いきや・・・

 

『ん!?』なんか変・・・

ちょっと調子がおかしいことに気づきます。

『吐き気?』なんかちょっと力が入らないというか・・・

いつもの登山とは違い、ちょっと気分が悪い気がします。

たまには無理せず周りに合わせてゆっくり登ることにして・・・

9合目(3460m)に到着\(^o^)/大きな雪渓も間近に見えます。

けっこう大きな雪渓が登山道の横にどーんとあります 

 

足元の岩もどんどん大きくなって歩きにくくなり、道も細くなって登山客の渋滞が始まります

 

ここまで来ると明らかに調子がおかしいという自覚症状がありました。

めまいというか力が入らずフラフラ揺れてる感じ。

軽い吐き気もずっとします。

『たぶんこれが高山病なんだ?』と、いい加減気づき、

というか認めたくないものを認めざるを得なかったという感じでしょうか(笑)

『ゆっくり休んだ方がいいのでは?』という思いに反し、

『まさか自分が高山病にかかるなんて!』とか『素人には負けられない!』とか

『自分は今まで散々山に登ってきたんだから!』というちっぽけなプライドが

『もう頂上まであとちょっとなんだから!』と無理させます。

貧血でフラッフラッの状態で、渋滞にはまって歩いては止まり、

また歩いては止まるというようなペースにもついて行くのがやっとです(>_<)

睡魔もだんだんきつくなってきて・・・

なんとか9合5勺(3590m)まで辿りつき、少し休憩して

いよいよ山頂へのアタック!

9.5合目付近から山頂を望む

 

いつもならここからのラストは一気にペースUPするところですが、

今日は全然ダメ!

吐き気もめまいもどんどん酷くなり、

渋滞のペースについて行くのがもうやっと(>_<)

『きっつー!』(T_T)

『もうあかん!もうあかん!』と弱音を吐く自分と闘いながら

フラフラになりながら登っていきます。

睡魔も限界、呼吸はさほどでもないのに、心拍数は急上昇!

『もう無理だ!』と登山道脇の岩場に腰を降ろし、休憩。

もの凄く気持ち悪かったので、たぶん顔面蒼白になってたと思います。

あまりの睡魔でもう起きてられません!

目をつぶると座ったまま即行で落ちました(-_-)zzz(笑)

 

30分くらい寝たでしょうか・・・

ぱっと目が覚めると、ずいぶん差が開いてたはずのK君の姿が!

少し寝たおかげで体調もわずかに戻り、

最後はK君といっしょに山頂までなんとか登りました。

やったーーー!!!\(^o^)/ とガッチリ握手!!

山頂の鳥居にて

 

『いやーきつかったーーー!まさか自分が高山病にかかるとは・・・』

『K君、やっぱ何事も準備って大切だよな!?俺達ほとんど一睡もせず、

3000m級の山に挑むなんて、富士山に山なめんな!って教わった感じだね』と猛省(-_-;)

山頂から富士山最高峰の剣ヶ峰を望む

 

 

山頂の火口(写真じゃ伝わりませんがかなりのスケール)

 

ここで昼食。

 

カップラーメンとコーヒーで乾杯!\(^o^)/

途中寒かったのと、やはり日本の頂で食べる

あったかいラーメンとコーヒーは格別美味かったー(ToT)

 

昼食の後、K君も睡魔の限界に達し、2人とも山頂の岩場で横になり仮眠(-_-)zzz

1時間ぐらい寝たでしょうか・・・

 

『せっかくだから最高峰の剣ヶ峰まで行くかっ!?』と最後の急勾配を登り、

日本最高峰『剣ヶ峰』を望む

 

日本最高峰富士山剣ヶ峰(3776m)に到ちゃーく!\(^o^)/

『あーやっと着いたかー』という感じ。

これが日本最高峰富士山剣ヶ峰3776mの標識 

 

 

剣ヶ峰から火口を望む

 

日本最高峰の崖っぷちに立ち、天下を獲った気分の私(笑)

 

日本最高峰からの景色

 

日本最高峰からの雲海

 

下りは体調が戻るまでは流れに合わせ、9合目ぐらいから復活してきたので、

いつものごとく一気に駆け下りました(^_^;)

 

結局、往復10時間(小休憩、昼休憩含む)のほろ苦富士登山になってしまいました(^_^;)

 

実は私、学生時代にサークルのメンバーと富士山に登ったことがあります。

なので今日で2回目。

当時は21歳と若かったこともあり、薄底の履き古したスニーカーとカジュアルな服装でガンガン登って、みんなと走って下りました。

とにかく富士山は長いというイメージだったんですが、

当時は登山の「と」の字も知らず若さだけで登れたので、

今回はかなりの登山経験を積み、装備もちゃんとしていたこともあり、

正直油断と自分は余裕で登れるという驕りで睡眠もろくに取らず、

体調不良で山に臨んだことを深く反省することとなりました。

 

登山だけでなく、ビジネスや人生において『油断』や『驕り』による

準備不足は大きな危険を招くということを改めて認識させられました。

そういう意味で日本最高峰である富士山が改めて我々に教えてくれたのだと感謝しています。

富士山に感謝m(__)m

登山に感謝m(__)m

そして、

長時間の登山と帰路の長距離運転にとハードな登山につき合ってくれた

K君に感謝!

K君本当にありがとう!m(__)m

次はしっかり準備して余裕のある登山を楽しもう!(^O^)/

 



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